ハイブリッド車や低燃費車の開発競争が激しさを増す一方、注目されているのがカーシェアリングです。
カーシェアリングとは1 台の自動車を複数の利用者が共同で使用する利用方法。
利用者は自ら単独で自動車を所有するのではなく、会員になることで必要な時に車を借りるという「会員制レンタカー」がイメージしやすいでしょう。
中古車のレンタカーも話題を集めていますが、カーシェアリングは短時間での利用が可能でガソリン代や保険料、駐車場代や税金といった経費がかかるマイカーと比べてお金が節減でき、しかも自動車の総台数削減によって環境にもやさしくなれることがポイントの一つです。
特に最近は大手企業の動きが目立ちます。
先日も時間貸し駐車場の最大手がレンタカー会社を買収し、全国約8600 カ所ある拠点を貸し出し拠点として参入することが発表されました。
先行する企業でも、ある企業はJR 山手線全29 駅周辺に貸し出し拠点を設置し、5月中旬を目処に全駅に配備するとしています。
自治体の取り組みも活発化しており、例えば東京都の場合も企業と提携して2 月から都営地下鉄浅草線10 駅の近くにステーションを設置したモデル事業を立ち上げています。
カーシェアリングは環境問題とも密接していて、東京都の取り組みは地下鉄のネットワークが発達する都内でカーシェアリングを組み合わせることで、より環境への負担が削減されると期待されるからなのです。
カーシェアリングの広がりに思いのほか時間がかかった背景に、ステーションの少なさと並んで自治体や公共交通機関との連携不足が挙げられていただけに、この動きは見逃せないといえます。
貸し出し拠点が街中だけでなく住宅街にも分散し始めたこと、また大規模分譲マンションのサービスとして導入されたことなど利便性が向上し、より身近な存在となったカーシェアリング。
単に維持費に対する削減や使いたい時に使いたいものを利用するという合理性だけでなく、家族構成や生活環境の変化、価値感の変化というライフプランに基づいて選択すると、より家計に優しくなるのではないでしょうか。